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パオスタッフブログ

LTE over Wi-Fiによる産業用IoT向けの高速通信プラットフォーム

| カテゴリー:通信技術

Wi-Fi、WiMAX、LTEによるワイヤレス・ブロードバンド関連事業を展開する「ワイヤレスゲート」とIT関連企業への投資ファンドである「モバイル・インターネットキャピタル」が、10月3日に合弁会社「LTE-X(エルティーイー・エックス)」を設立しました。(* LTEの説明は、本文下を参照ください)

LTE-Xは「LTE over Wi-Fi(LTEトネリング)」という、Wi-Fiアクセスポイントを携帯電話の通信規格(4G)であるLTE基地局のように動作させることが出来る技術を用いて、産業用IoT向けの高速通信プラットフォームを2017年初めに提供する予定です。(* IoTの説明は、本文下を参照ください)

IoTの分野でも、個人向け家電や自動車内機器などを対象としたIoTのような高速大容量の無線通信を必要としないマーケットではなく、「LTE over Wi-Fi(LTEトネリング)」の特性を活かした高速、大容量、高セキュリティの通信が必要とされるであろう、工場、病院、セキュリティ、物流等のマーケットをターゲットにしています。

「LTE over Wi-Fi(LTEトネリング)」の特徴は、Wi-Fiよりもセキュリティが高く、低コストでシステムを構築できる点です。Wi-Fi環境におけるネットワークカメラには、VPN設定のミスやパスワード未設定などにより、誰でも閲覧可能状態になっているケースもあるようですが、「LTE over Wi-Fi(LTEトネリング)」であればこのような問題は発生しません。また、Wi-Fiアクセスポイントにエージェントソフトウェアをインストールするだけで構築できるので、コスト面でも優れています。ネットワークカメラを構築した場合、大手携帯事業者の1/10の価格を目指しています。

LTE-Xは、2016年中には「LTE over Wi-Fi(LTEトネリング)」の通信プラットフォームを構築し、2017年初めには商用サービスを開始する計画を立てています。そのプロジェクトのソリューションパートナーとして、当社の取引先企業であるNECネッツエスアイの参加が決まっています。

最後に、LTE-Xでは社長も公募するそうです。後日ホームページに公開されるそうですので、ご興味のある方、もしくは勇気のある方は応募してみて下さい。

* IoTとはInternet of Thingsの省略形で、パソコンやスマートフォンだけでなく、様々なモノがインターネットにつながり、そのモノと離れていても相互に情報交換や制御などが出来るようになる仕組みを意味します。

* LTEとはLong Term Evolutionの省略形で、携帯電話の通信規格です。第3世代携帯電話(3G)のデータ通信を高速化した規格で、第3.9世代携帯電話と言われていましたが、最近は第4世代携帯電話(4G)と呼ばれることが認められました。日本の各キャリアの理論上最大の通信速度は、3社共に上り下り 75Mbps / 上り 25Mbpsです。ちなみに、本来の第4世代携帯電話(4G)はLTE-Advanced と WirelessMAN-Advanced (WiMAX2) のと事を意味します。


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